大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2021-12-30から1日間の記事一覧

髪は乱れていても・・・巻第2-123~125

訓読 >>> 123たけばぬれたかねば長き妹(いも)が髪このころ見ぬに掻(か)き入れつらむか124人皆は今は長しとたけと言へど君が見し髪乱れたりとも 125橘(たちばな)の蔭(かげ)踏む道の八衢(やちまた)に物をぞ思ふ妹に逢はずして 要旨 >>> 〈123…

早く日本に帰ろう!・・・巻第1-63

訓読 >>> いざ子どもはやく日本(やまと)へ大伴(おほとも)の御津(みつ)の浜松待ち恋ひぬらむ 要旨 >>> さあ皆の者どもよ、早く日本に帰ろう。大伴の御津の浜のあの松原も、我々を待ち焦がれているだろうから。 鑑賞 >>> 山上憶良が唐土にいた…

明日香の風・・・巻第1-51

訓読 >>> 采女(うねめ)の袖(そで)吹きかへす明日香風(あすかかぜ)都を遠みいたづらに吹く 要旨 >>> 采女たちの美しい衣の袖を吹き返していた明日香の風も、今は都も遠くてむなしく吹くばかりだ。 鑑賞 >>> 持統天皇によって、飛鳥御浄原から…