大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-02-02から1日間の記事一覧

浦廻行き廻る鴨すらに・・・巻第3-390

訓読 >>> 軽(かる)の池の浦廻(うらみ)行き廻(み)る鴨(かも)すらに玉藻(たまも)の上に独(ひと)り寝なくに 要旨 >>> 軽の池の岸の周辺を泳ぎ回る鴨たちでさえ、玉藻の上に一人で寝ることはないというのに。 鑑賞 >>> 作者の紀皇女(きの…