大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-03-02から1日間の記事一覧

明石の浦に燭す火の・・・巻第3-326

訓読 >>> 見渡せば明石(あかし)の浦に燭(とも)す火の穂(ほ)にぞ出(い)でぬる妹(いも)に恋(こ)ふらく 要旨 >>> 遠く見渡すと、明石の浦に海人(あま)の燭す漁火(いさりび)が見える。その火のようにおもてに出てしまった、あの娘に恋い焦…