大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-03-25から1日間の記事一覧

遣新羅使人の歌(2)・・・巻第15-3580~3581

訓読 >>> 3580君が行く海辺(うみへ)の宿(やど)に霧(きり)立たば我(あ)が立ち嘆く息(いき)と知りませ 3581秋さらば相見(あひみ)むものを何(なに)しかも霧に立つべく嘆きしまさむ 要旨 >>> 〈3580〉旅の途上の海辺の宿に霧が立ち込めたな…