大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-04-13から1日間の記事一覧

大伯皇女が弟の大津皇子を思う歌・・・巻第2-105~106

訓読 >>> 105わが背子(せこ)を大和へ遣(や)るとさ夜(よ)深(ふ)けて暁露(あかときつゆ)にわが立ち濡れし 106二人行けど行き過ぎ難(かた)き秋山をいかにか君がひとり越(こ)ゆらむ 要旨 >>> 〈105〉私の弟を大和へ帰さなければと、夜が更け…