大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

巻第15

遣新羅使人の歌(4)・・・巻第15-3635,3671

訓読 >>> 3635妹(いも)が家路(いへぢ)近くありせば見れど飽かぬ麻里布(まりふ)の浦を見せましものを 3671ぬばたまの夜(よ)渡る月にあらませば家なる妹(いも)に逢ひて来(こ)ましを 要旨 >>> 〈3635〉もしも妻がいる家への道が近くにあった…

遣新羅使人の歌(3)・・・巻第15-3584~3585

訓読 >>> 3584別れなばうら悲(がな)しけむ我(あ)が衣 下(した)にを着(き)ませ直(ただ)に逢ふまでに 3585我妹子(わぎもこ)が下(した)にも着よと贈りたる衣の紐(ひも)を我(あ)れ解(と)かめやも 要旨 >>> 〈3584〉お別れしたら、さぞ…

遣新羅使人の歌(2)・・・巻第15-3580~3581

訓読 >>> 3580君が行く海辺(うみへ)の宿(やど)に霧(きり)立たば我(あ)が立ち嘆く息(いき)と知りませ 3581秋さらば相見(あひみ)むものを何(なに)しかも霧に立つべく嘆きしまさむ 要旨 >>> 〈3580〉旅の途上の海辺の宿に霧が立ち込めたな…

遣新羅使人の歌(1)・・・巻第15-3578~3579

訓読 >>> 3578武庫(むこ)の浦の入江(いりえ)の渚鳥(すどり)羽(は)ぐくもる君を離れて恋に死ぬべし 3579大船に妹(いも)乗るものにあらませば羽(は)ぐくみ持ちて行かましものを 要旨 >>> 〈3578〉武庫川の河口付近の入江に巣くう水鳥が羽で…