訓読 >>> 石(いは)ばしる垂水(たるみ)の上のさ蕨(わらび)の萌え出づる春になりにけるかも 要旨 >>> 岩の上を勢いよく流れる滝のほとりに、わらびがやわらかに芽吹いている。ああ、春になったのだな。 鑑賞 >>> 巻第8の巻頭歌であり、志貴皇子…
訓読 >>> 采女(うねめ)の袖(そで)吹きかへす明日香風(あすかかぜ)都を遠みいたづらに吹く 要旨 >>> 采女たちの美しい衣の袖を吹き返していた明日香の風も、今は都も遠くてむなしく吹くばかりだ。 鑑賞 >>> 持統天皇によって、飛鳥御浄原から…
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