大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

額田王の歌

宇治の宮処の仮廬し思ほゆ・・・巻第1-7

訓読 >>> 秋の野(ぬ)のみ草刈り葺(ふ)き宿れりし宇治(うぢ)の宮処(みやこ)の仮廬(かりほ)し思ほゆ 要旨 >>> かつて天皇の行幸に御伴をして、山城の宇治で、秋の草を刈って葺いた行宮(あんぐう)に宿ったときのことが思い出されます。 鑑賞 …

あかねさす紫野行き標野行き・・・巻第1-20~21

訓読 >>> 20あかねさす紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き野守(のもり)は見ずや君が袖(そで)振る 21紫草(むらさき)のにほへる妹(いも)を憎くあらば人妻(ひとづま)ゆゑにあれ恋ひめやも 要旨 >>> 〈20〉茜色に輝く紫草が栽培されてい…

熟田津に船乗りせむと・・・巻第1-8

訓読 >>> 熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば潮(しほ)もかなひぬ今は漕ぎ出(い)でな 要旨 >>> 熟田津で、これから船出しようと月の出を待っていると、潮の流れさえ私たちの待ち望んでいた通りとなってきた。さあ、今こそ漕ぎ出しましょうぞ…