大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

『万葉集』巻第1(索引)

1番~84番

  1. 籠もよみ籠持ち掘串もよみ掘串持ち・・・長歌
  2. 大和には群山あれどとりよろふ天の香具山登り立ち・・・長歌
  3. やすみししわが大君の朝にはとり撫でたまひ夕には・・・長歌
  4. たまきはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその草深野
  5. 霞立つ長き春日の暮れにけるわづきも知らずむら肝の・・・長歌
  6. 山越の風を時じみ寝る夜落ちず家なる妹をかけて偲びつ
  7. 秋の野のみ草刈り葺き宿れりし宇治の宮処の仮廬し思ほゆ
  8. 熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
  9. 莫囂円隣之大相七兄爪謁気 我が背子がい立たせりけむ厳橿が本
  10. 君が代も我が代も知るや磐代の岡の草根をいざ結びてな
  11. 吾背子は仮廬作らす草なくば小松が下の草を刈らさね
  12. 吾が欲りし野島は見せつ底ふかき阿胡根の浦の珠ぞ拾はぬ
  13. 香具山は畝火を愛しと耳梨と相あらそひき・・・長歌
  14. 香具山と耳梨山と会ひしとき立ちて見に来し印南国原
  15. わたつみの豊旗雲に入日さし今夜の月夜あきらけくこそ
  16. 冬こもり春さり来れば鳴かざりし鳥も来鳴きぬ咲かざりし・・・長歌
  17. 味酒三輪の山あをによし奈良の山の山の際に・・・長歌
  18. 三輪山をしかも隠すか雲だにも情あらなも隠さふべしや
  19. へそかたの林の先のさ野榛の衣に付くなす目につくわが背
  20. あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
  21. 紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにあれ恋ひめやも
  22. 河上のゆつ岩群に草むさず常にもがもな常処女にて
  23. 打麻を麻続王海人なれや伊良虞の島の玉藻刈ります
  24. うつせみの命を惜しみ波に濡れ伊良虞の島の玉藻刈り食む
  25. み吉野の耳我の嶺に時なくぞ雪は降りける間無くぞ・・・長歌
  26. (未)
  27. 淑き人のよしとよく見て好しと言ひし吉野よく見よ良き人よく見
  28. 春過ぎて夏来るらし白妙の衣乾したり天の香具山
  29. 玉襷畝火の山の橿原の日知の御代ゆ生れましし・・・長歌
  30. 楽浪の志賀の唐崎幸くあれど大宮人の船待ちかねつ
  31. 楽浪の志賀の大わだ淀むとも昔の人にまたも逢はめやも
  32. 古の人に我れあれや楽浪の古き京を見れば悲しき
  33. 楽浪の国つ御神のうらさびて荒れたる京見れば悲しも
  34. (未)
  35. これやこの大和にしては我が恋ふる紀路にありといふ名に負ふ背の山
  36. やすみししわご大君の聞しめす天の下に国はしも・・・長歌
  37. 見れど飽かぬ吉野の河の常滑の絶ゆることなくまた還り見む
  38. やすみししわが大君神ながら神さびせすと吉野川・・・長歌
  39. 山川も寄りて奉ふる神ながらたぎつ河内に船出するかも
  40. 嗚呼見の浦に船乗りすらむをとめらが玉裳の裾に潮満つらむか
  41. 釧着く手節の崎に今日もかも大宮人の玉藻刈るらむ
  42. 潮騒に伊良虞の島辺こぐ船に妹乗るらむか荒き島廻を
  43. 我が背子はいづく行くらむ沖つ藻の名張の山を今日か越ゆらむ
  44. 我妹子をいざ見の山を高みかも大和の見えぬ国遠みかも
  45. やすみししわが大君高照らす日の皇子神ながら・・・長歌
  46. 阿騎の野に宿る旅人うちなびき寐も寝らめやも古おもふに
  47. ま草刈る荒野にはあれど黄葉の過ぎにし君が形見とぞ来し
  48. 東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ
  49. 日並皇子の尊の馬並めて御猟立たしし時は来向ふ
  50. やすみしし我が大君高照らす日の皇子あらたへの・・・長歌
  51. 采女の袖吹きかへす明日香風都を遠みいたづらに吹く
  52. やすみししわご大君高照らす日の皇子あらたへの・・・長歌
  53. 藤原の大宮仕へ生れつくや娘子がともは羨しきろかも
  54. (未)
  55. (未)
  56. 川上のつらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢の春野は
  57. 引馬野ににほふ榛原入り乱れ衣にほはせ旅のしるしに
  58. いづくにか船泊すらむ安礼の埼漕ぎたみ行きし棚無し小舟
  59. (未)
  60. 宵に逢ひて朝面無み名張にか日長き妹が廬りせりけむ
  61. 大丈夫のさつ矢手挟み立ち向ひ射る圓方は見るにさやけし
  62. (未)
  63. いざ子どもはやく日本へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ
  64. 葦べ行く鴨の羽がひに霜降りて寒き夕べは大和し思ほゆ
  65. 霰打つ安良礼松原住吉の弟日娘と見れど飽かぬかも
  66. (未)
  67. (未)
  68. (未)
  69. 草枕旅行く君と知らませば岸の埴生ににほはさましを
  70. 大和には鳴きてか来らむ呼子鳥象の中山呼びそ越ゆなる
  71. 大和恋ひ寐の寝らえぬに心なくこの洲崎廻に鶴鳴くべしや
  72. 玉藻刈る沖辺は漕がじ敷栲の枕のあたり忘れかねつも
  73. (未)
  74. み吉野の山の下風の寒けくにはたや今夜も我が独り寝む
  75. 宇治間山朝風寒し旅にして衣貸すべき妹もあらなくに
  76. (未)
  77. (未)
  78. 飛ぶ鳥の明日香の里を置きて去なば君があたりは見えずかもあらむ
  79. 大君の命畏み親びにし家を置きこもりくの・・・長歌
  80. あをによし奈良の宮には万代に我れも通はむ忘ると思うな
  81. 山辺の御井を見がてり神風の伊勢娘子どもあひ見つるかも
  82. うらさぶる心さまねしひさかたの天のしぐれの流らふ見れば
  83. 海の底沖つ白波龍田山いつか越えなむ妹があたり見む
  84. 秋さらば今も見るごと妻ごひに鹿鳴かむ山ぞ高野原の上