3221番~3347番
- 冬ごもり春さり来れば朝には白露置き夕には・・・(長歌)
- 三諸は人の守る山本辺には馬酔木花咲き末辺には・・・(長歌)
- (未)
- (未)
- 天雲の影さへ見ゆる隠りくの泊瀬の川は浦なみか・・・(長歌)
- さざれ波浮きて流るる泊瀬川寄るべき磯のなきがさぶしさ
- 葦原の瑞穂の国に手向けすと天降りましけむ五百万・・・(長歌)
- 神なびのみもろの山に斎ふ杉 思ひ過ぎめや苔生すまでに
- 斎串立て神酒据ゑ奉る祝部がうずの玉かげ見ればともしも
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- (未)
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- (未)
- そらみつ大和の国あをによし奈良山越えて山背の・・・(長歌)
- あをによし奈良山過ぎてもののふの宇治川渡り娘子らに・・・(長歌)
- 逢坂をうち出でて見れば近江の海白木綿花に波立ちわたる
- 近江の海泊り八十あり八十島の島の崎々あり立てる・・・(長歌)
- 大君の命畏み見れど飽かぬ奈良山越えて真木積む・・・(長歌)
- 天地を憂へ祈ひ祷み幸くあらばまたかへり見む志賀の唐崎
- (未)
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- (未)
- 天橋も長くもがも高山も高くもがも月読の・・・(長歌)
- 天なるや月日のごとく我が思へる君が日に異に老ゆらく惜しも
- 沼名川の底なる玉求めて得し玉かも拾ひて・・・(長歌)
- 敷島の大和の国に人多に満ちてあれども藤波の・・・(長歌)
- 敷島の大和の国に人二人ありとし思はば何か嘆かむ
- (未)
- (未)
- (未)
- 葦原の瑞穂の国は神ながら言挙げせぬ国しかれども・・・(長歌)
- 磯城島の大和の国は言霊の助くる国ぞま幸くありこそ
- (未)
- (未)
- (未)
- あらたまの年は来去りて玉梓の使ひの来ねば霞立つ・・・(長歌)
- かくのみし相思はずあらば天雲の外にぞ君はあるべくありける
- 小冶田の年魚道の水を間なくそ人は汲むといふ時じくそ・・・(長歌)
- 思ひ遣るすべのたづきも今はなし君に逢はずて年の経ゆけば
- 瑞垣の久しき時ゆ恋すれば我が帯緩ふ朝宵ごとに
- 隠口の泊瀬の川の上つ瀬に斎杭を打ち下つ瀬に・・・(長歌)
- 年渡るまでにも人はありといふを何時の間にそも我が恋ひにける
- 世の中を憂しと思ひて家出せし我や何にか還りて成らむ
- (未)
- (未)
- 三諸の神奈備山ゆとの曇り雨は降り来ぬ天霧らひ・・・(長歌)
- 帰りにし人を思ふとぬばたまのその夜は我れも寐も寝かねてき
- さし焼かむ小屋の醜屋にかき棄てむ破れ薦敷きてうち折らむ・・・(長歌)
- 我が心焼くも我れなりはしきやし君に恋ふるも我が心から
- (未)
- (未)
- 為むすべのたづきを知らに岩が根のこごしき道を岩床の・・・(長歌)
- ひとり寝る夜を数へむと思へども恋の繁きに心どもなし
- 百足らず山田の道を波雲の愛し妻と語らはず・・・(長歌)
- 寐も寝ずに我が思ふ君はいづく辺に今夜誰とか待てど来まさぬ
- (未)
- (未)
- 我が背子は待てど来まさず天の原振り放け見ればぬばたまの・・・(長歌)
- 我が背子は待てど来まさず雁が音も響みて寒しぬばたまの・・・(長歌)
- 衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む
- 今さらに恋ふとも君に逢はめやも寝る夜をおちず夢に見えこそ
- 菅の根のねもころごろに我が思へる妹によりては言の忌みも・・・(長歌)
- たらちねの母にも言はずつつめりし心はよしゑ君がまにまに
- 玉たすき懸けぬ時なく我が思へる君によりては倭文幣を・・・(長歌)
- 天地の神を祈りて我が恋ふる君い必ず逢はずあらめやも
- (未)
- み佩かしを剣の池の蓮葉に溜まれる水の行くへなみ・・・(長歌)
- いにしへの神の時より逢ひけらし今の心も常忘らえず
- み吉野の真木立つ山に青く生ふる山菅の根のねもころに・・・(長歌)
- うつせみの命を長くありこそと留まれる我れは斎ひて待たむ
- み吉野の御金の岳に間なくそ雨は降るといふ時じくそ・・・(長歌)
- み雪降る吉野の岳に居る雲の外に見し子に恋ひわたるかも
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- 里人の我れに告ぐらく汝が恋ふる愛し夫は黄葉の・・・(長歌)
- 聞かずして黙もあらましを何しかも君が直香を人の告げつる
- 物思はず道行く行くも青山を振りさけ見ればつつじ花・・・(長歌)
- いかにして恋やむものぞ天地の神を祈れど我れや思ひ増す
- しかれこそ年の八年を切り髪のよち子を過ぎ橘の・・・(長歌)
- 天地の神をも我れは祈りてき恋といふものはかつてやまずけり
- (未)
- (未)
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- こもくりの泊瀬小国によばひせす我が天皇よ奥床に・・・(長歌)
- 川の瀬の石踏み渡りぬばたまの黒馬来る夜は常にあらぬかも
- つぎねふ山背道を人夫の馬より行くに己夫し・・・(長歌)
- 泉川渡り瀬深みわが背子が旅行き衣ひづちなむかも
- まそ鏡持てれど我れは験なし君が徒歩よりなづみ行く見れば
- 馬買はば妹徒歩ならむよしゑやし石は踏むとも我はふたり二人行かむ
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- 百小竹の三野の王西の厩立てて飼ふ駒東の・・・(長歌)
- 衣手葦毛の馬のいなく声心あれかも常ゆ異に鳴く
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- こもくりの泊瀬の川の上つ瀬に鵜を八つ潜け下つ瀬に・・・(長歌)
- こもくりの泊瀬の山青旗の忍坂の山は走出の・・・(長歌)
- 高山と海とこそば山ながらかくも現しく海ながら・・・(長歌)
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- 鳥が音の神島の海に高山を隔てになして沖つ藻を・・・(長歌)
- 母父も妻も子どもも高々に来むと待ちけむ人の悲しさ
- あしひきの山路は行かむ風吹けば波の塞ふる海路は行かじ
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- この月は君来まさむと大船の思ひ頼みていつしかと・・・(長歌)
- 葦辺行く雁の翼を見るごとに君が帯ばしし投矢し思ほゆ
- 見欲しきは雲居に見ゆるうるはしき鳥羽の松原童ども・・・(長歌)
- 草枕この旅の日に妻離り家道思ふに生けるすべなし