- 巻18-4068 居り明かしも今夜は飲まむほととぎす明けむ朝は鳴き渡らむそ
- 巻18-4070 一本のなでしこ植ゑしその心誰れに見せむと思ひそめけむ
- 巻18-4071 しなざかる越の君らとかくしこそ柳かづらき楽しく遊ばめ
- 巻18-4072 ぬばたまの夜渡る月を幾夜経と数みつつ妹は我れ待つらむぞ
- 巻18-4076 (未)
- 巻18-4077 (未)
- 巻18-4078 (未)
- 巻18-4079 (未)
- 巻18-4082 天離る鄙の奴に天人しかく恋すらば生ける験あり
- 巻18-4083 常の恋いまだやまぬに都より馬に恋来ば担ひ堪へむかも
- 巻18-4084 暁に名告り鳴くなる霍公鳥いやめづらしく思ほゆるかも
- 巻18-4085 焼太刀を砺波の関に明日よりは守部遣り添へ君を留めむ
- 巻18-4086 あぶら火の光に見ゆるわが縵さ百合の花の笑まはしきかも
- 巻18-4088 さ百合花ゆりも逢はむと思へこそ今のまさかもうるはしみすれ
- 巻18-4089 高御座天の日継と皇祖の神の命の聞こし食す・・・(長歌)
- 巻18-4090 ゆくへなくありわたるとも霍公鳥鳴きし渡らばかくや偲はむ
- 巻18-4091 卯の花のともにし鳴けば霍公鳥いやめづらしも名告り鳴くなへ
- 巻18-4092 霍公鳥いとねたけくは橘の花散る時に来鳴き響むる
- 巻18-4093 英遠の浦に寄する白波いや増しに立ち重き寄せ来東風をいたみかも
- 巻18-4094 葦原の瑞穂の国を天下り知らしめしけるすめろきの・・・(長歌)
- 巻18-4095 大夫の心思ほゆ大君の御言の幸を聞けば貴み
- 巻18-4096 大伴の遠つ神祖の奥城はしるく標立て人の知るべく
- 巻18-4097 天皇の御代栄えむと東なる陸奥山に金花咲く
- 巻18-4098 高御座天の日継と天の下知らしめしける皇祖の・・・(長歌)
- 巻18-4099 いにしへを思ほすらしも我ご大君吉野の宮をあり通ひ見す
- 巻18-4100 もののふの八十氏人も吉野川絶ゆることなく仕へつつ見む
- 巻18-4101 珠洲の海人の沖つ御神にい渡りて潜き取るといふ鮑玉・・・(長歌)
- 巻18-4102 白玉を包みて遣らばあやめぐさ花橘に合へも貫くがね
- 巻18-4103 沖つ島い行き渡りて潜くちふ鰒玉もが包みて遣らむ
- 巻18-4104 我妹子が心なぐさに遣らむため沖つ島なる白玉もがも
- 巻18-4105 白玉の五百つ集ひを手にむすびおこせむ海人はむがしくもあるか
- 巻18-4106 大汝少彦名の神代より言ひ継ぎけらく父母を・・・(長歌)
- 巻18-4107 あをによし奈良にある妹が高々に待つらむ心しかにはあらじか
- 巻18-4108 里人の見る目恥づかし左夫流子にさどはす君が宮出後姿
- 巻18-4109 紅はうつろふものぞ橡のなれにし衣になほしかめやも
- 巻18-4110 左夫流子が斎きし殿に鈴懸けぬ駅馬下れり里もとどろに
- 巻18-4111 かけまくもあやに畏し天皇の神の大御代に田道間守・・・(長歌)
- 巻18-4112 橘は花にも実にも見つれどもいや時じくになほし見が欲し
- 巻18-4113 大君の遠の朝廷と任きたまふ官のまにまみ雪降る・・・(長歌)
- 巻18-4114 なでしこが花見るごとに娘子らが笑まひのにほひ思ほゆるかも
- 巻18-4115 さ百合花ゆりも逢はむと下延ふる心しなくは今日も経めやも
- 巻18-4116 大君の任きのまにまに取り持ちて仕ふる国の年の内の・・・(長歌)
- 巻18-4117 去年の秋 相見しまにま今日見れば面やめづらし都方人
- 巻18-4118 かくしても相見るものを少なくも年月経れば恋ひしけれやも
- 巻18-4119 (未)
- 巻18-4120 見まく欲り思ひしなへにかづらかけかぐはし君を相見つるかも
- 巻18-4121 朝参の君が姿を見ず久に鄙にし住めば我れ恋ひにけり
- 巻18-4122 天皇の敷きます国の天の下四方の道には馬の爪・・・(長歌)
- 巻18-4123 この見ゆる雲ほびこりてとの曇り雨も降らぬか心足らひに
- 巻18-4124 我が欲りし雨は降り来ぬかくしあらば言挙げせずとも年は栄えむ
- 巻18-4125 (未)
- 巻18-4126 (未)
- 巻18-4127 (未)
- 巻18-4134 雪の上に照れる月夜に梅の花折りて送らむはしき子もがも
- 巻18-4135 (未)
- 巻18-4136 (未)
- 巻18-4137 (未)
- 巻18-4138 (未)
- 巻19-4139 春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子
- 巻19-4140 吾が園の李の花か庭に散るはだれのいまだ残りたるかも
- 巻19-4141 春まけてもの悲しきにさ夜更けて羽振き鳴く鴫誰が田にか棲む
- 巻19-4142 春の日に張れる柳を取り持ちて見れば都の大道し思ほゆ
- 巻19-4143 もののふの八十娘子らが汲み乱ふ寺井の上の堅香子の花
- 巻19-4144 燕来る時になりぬと雁がねは本郷偲ひつつ雲隠り鳴く
- 巻19-4145 春まけてかく帰るとも秋風にもみたむ山を越え来ずあらめや
- 巻19-4146 夜ぐたちに寝覚めて居れば川瀬尋め心もしのに鳴く千鳥かも
- 巻19-4147 夜くたちて鳴く川千鳥うべしこそ昔の人も偲ひ来にけれ
- 巻19-4148 杉の野にさ躍る雉いちしろく音にしも泣かむ隠り妻かも
- 巻19-4149 あしひきの八つ峰の雉鳴き響む朝明の霞見れば悲しも
- 巻19-4150 朝床に聞けば遥けし射水川朝漕ぎしつつ唄ふ舟人
- 巻19-4151 (未)
- 巻19-4152 (未)
- 巻19-4153 (未)
- 巻19-4154 (未)
- 巻19-4155 (未)
- 巻19-4156 (未)
- 巻19-4157 (未)
- 巻19-4158 (未)
- 巻19-4159 (未)
- 巻19-4160 天地の遠き初めよ世の中は常なきものと語り継ぎ・・・(長歌)
- 巻19-4161 言とはぬ木すら春咲き秋づけばもみち散らくは常を無みこそ
- 巻19-4162 うつせみの常なき見れば世の中に心つけずて思ふ日ぞ多き
- 巻19-4163 (未)
- 巻19-4164 ちちの実の父の命ははそ葉の母の命おほろかに・・・(長歌)
- 巻19-4165 ますらをは名をし立つべし後の世に聞き継ぐ人も語り継ぐがね
- 巻19-4166 (未)
- 巻19-4167 (未)
- 巻19-4168 (未)
- 巻19-4169 (未)
- 巻19-4170 (未)
- 巻19-4171 (未)
- 巻19-4172 (未)
- 巻19-4173 妹を見ず越の国辺に年経れば我が心どの和ぐる日もなし
- 巻19-4174 (未)
- 巻19-4175 (未)
- 巻19-4176 (未)
- 巻19-4177 (未)
- 巻19-4178 (未)
- 巻19-4179 (未)
- 巻19-4180 春過ぎて夏来向へばあしひきの山呼び響めさ夜中に鳴く霍公鳥・・・(長歌)
- 巻19-4181 さ夜更けて暁月に影見えて鳴く霍公鳥聞けばなつかし
- 巻19-4182 霍公鳥聞けども飽かず網捕りに捕りてなつけな離れず鳴くがね
- 巻19-4183 霍公鳥飼ひ通せらば今年経て来向ふ夏はまづ鳴きなむを
- 巻19-4185 (未)
- 巻19-4186 (未)
- 巻19-4187 (未)
- 巻19-4188 (未)
- 巻19-4189 (未)
- 巻19-4190 (未)
- 巻19-4191 (未)
- 巻19-4192 (未)
- 巻19-4193 (未)
- 巻19-4194 (未)
- 巻19-4195 (未)
- 巻19-4196 (未)
- 巻19-4197 妹に似る草と見しより我が標し野辺の山吹誰れか手折りし
- 巻19-4198 つれもなく離れにしものと人は言へど逢はぬ日まねみ思ひぞ我がする
- 巻19-4199 藤波の影なす海の底清み沈く石をも玉とぞ我が見る
- 巻19-4205 皇祖の遠御代御代はい布き折り酒飲みきといふぞこのほほがしは
- 巻19-4206 (未)