- 巻1-7 秋の野のみ草刈り葺き宿れりし宇治の宮処の仮廬し思ほゆ
- 巻1-8 熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
- 巻1-9 莫囂円隣之大相七兄爪謁気我が背子がい立たせりけむ厳橿が本
- 巻1-16 冬こもり春さり来れば鳴かざりし鳥も来鳴きぬ咲かざりし・・・(長歌)
- 巻1-17 味酒三輪の山あをによし奈良の山の山の際に・・・(長歌)
- 巻1-18 三輪山をしかも隠すか雲だにも情あらなむ隠さふべしや
- 巻1-20 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
- 巻2-112 古に恋ふらむ鳥は霍公鳥けだしや鳴きしわが念へる如
- 巻2-113 み吉野の玉松が枝は愛しきかも君が御言を持ちて通はく
- 巻2-151 かからむとかねて知りせば大御船泊てし泊りに標結はましを
- 巻2-155 やすみししわご大君の恐きや御陵仕ふる山科の・・・(長歌)
- 巻4-488 君待つと我が恋ひをればわが屋戸のすだれ動かし秋の風吹く
- 巻8-1606 (巻4-488と重出)