大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

『万葉集』巻第20(索引)

4293番~4516番 

  1. あしひきの山行きしかば山人の我れに得しめし山づとぞこれ
  2. あしひきの山に行きけむ山人の心も知らず山人や誰
  3. (未)
  4. (未)
  5. (未)
  6. (未)
  7. (未)
  8. 霞立つ春の初めを今日のごと見むと思へば楽しとぞ思ふ
  9. (未)
  10. 山吹は撫でつつ生ほさむありつつも君来ましつつ挿頭したりけり
  11. 我が背子が宿の山吹咲きてあらばやまず通はむいや年の端に
  12. (未)
  13. 木の暗の茂き峰の上を霍公鳥鳴きて越ゆなり今し来らしも
  14. (未)
  15. (未)
  16. (未)
  17. (未)
  18. (未)
  19. (未)
  20. (未)
  21. (未)
  22. (未)
  23. (未)
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  25. (未)
  26. (未)
  27. (未)
  28. (未)
  29. 畏きや命被り明日ゆりや草がむた寝む妹なしにして
  30. 我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えてよに忘られず
  31. 時々の花は咲けども何すれぞ母とふ花の咲き出来ずけ
  32. 遠江志留波の礒と尓閇の浦と合ひてしあらば言も通はむ
  33. 父母も花にもがもや草枕旅は行くとも捧ごて行かむ
  34. 父母が殿の後方のももよ草百代いでませ我が来るまで
  35. 我が妻も絵に描き取らむ暇もが旅行く我れは見つつ偲はむ
  36. 大君の命畏み磯に触り海原渡る父母を置きて
  37. 八十国は難波に集ひ船かざり我がせむ日ろを見も人もがも
  38. 難波津に装ひ装ひて今日の日や出でて罷らむ見る母なしに
  39. 大君の遠の朝廷としらぬひ筑紫の国は賊守る・・・長歌
  40. 大夫の靫取り負ひて出でて行けば別れを惜しみ嘆きけむ妻
  41. 鶏が鳴く東壮士の妻別れ悲しくありけむ年の緒長み
  42. (未)
  43. (未)
  44. (未)
  45. 水鳥の立ちの急ぎに父母に物言ず来にて今ぞ悔しき
  46. 畳薦牟良自が礒の離磯の母を離れて行くが悲しさ
  47. 国廻るあとりかまけり行き廻り帰り来までに斎ひて待たね
  48. 父母え斎ひて待たね筑紫なる水漬く白玉取りて来までに
  49. 橘の美袁利の里に父を置きて道の長道は行きかてのかも
  50. 真木柱讃めて造れる殿のごといませ母刀自面変はりせず
  51. 我ろ旅は旅と思ほど家にして子持ち痩すらむ我が妻愛しも
  52. 忘らむて野行き山行き我れ来れど我が父母は忘れせぬかも
  53. (未)
  54. 父母が頭かき撫で幸くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつも
  55. (未)
  56. (未)
  57. 百隈の道は来にしをまた更に八十島過ぎて別れか行かむ
  58. (未)
  59. (未)
  60. 道の辺の茨の末に延ほ豆のからまる君をはがれか行かむ
  61. 家風は日に日に吹けど我妹子が家言持ちて来る人もなし
  62. 立鴨の発ちの騒きに相見てし妹が心は忘れせぬかも
  63. よそにのみ見てや渡らも難波潟雲居に見ゆる島ならなくに
  64. 我が母の袖もち撫でて我がからに泣きし心を忘らえぬかも
  65. 葦垣の隈処に立ちて我妹子が袖もしほほに泣きしぞ思はゆ
  66. 大君の命畏み出で来れば我の取り付きて言ひし子なはも
  67. 筑紫辺に舳向かる船のいつしかも仕へまつりて国に舳向かも
  68. (未)
  69. (未)
  70. (未)
  71. 難波津に御船下ろすゑ八十楫貫き今は漕ぎぬと妹に告げこそ
  72. 防人に立たむ騒きに家の妹が業るべきことを言はず来ぬかも
  73. 押し照るや難波の津ゆり船装ひ我れは漕ぎぬと妹に告ぎこそ
  74. 常陸指し行かむ雁もが我が恋を記して付けて妹に知らせむ
  75. 我が面の忘れも時は筑波嶺を振り放け見つつ妹は偲はね
  76. (未)
  77. 筑波嶺のさ百合の花の夜床にも愛しけ妹ぞ昼も愛しけ
  78. 霰降り鹿島の神を祈りつつ皇御軍に我れは来にしを
  79. (未)
  80. 足柄の御坂賜はり顧みず我れは越え行く荒し男も・・・長歌
  81. 今日よりは返り見なくて大君の醜の御楯と出で立つ我れは
  82. (未)
  83. (未)
  84. (未)
  85. (未)
  86. (未)
  87. (未)
  88. (未)
  89. (未)
  90. ふたほがみ悪しけ人なりあたゆまひ我がする時に防人に差す
  91. (未)
  92. 暁のかはたれ時に島蔭を漕ぎ去し船のたづき知らずも
  93. (未)
  94. (未)
  95. 千葉の野の児手柏のほほまれどあやに愛しみ置きてたか来ぬ
  96. (未)
  97. (未)
  98. 群玉の枢にくぎさし堅めとし妹が心は動くなめかも
  99. 国々の社の神に幣奉り贖乞すなむ妹が愛しさ
  100. 天地のいづれの神を祈らばか愛し母にまた言問はむ
  101. 大君の命にされば父母を斎瓮と置きて参ゐ出来にしを
  102. 大君の命畏み弓の共さ寝かわたらむ長けこの夜を
  103. (未)
  104. (未)
  105. (未)
  106. 大君の命畏み妻別れ悲しくはあれど大夫の・・・長歌
  107. 海原に霞たなびき鶴が音の悲しき宵は国辺し思ほゆ
  108. 家思ふと寐を寝ず居れば鶴が鳴く葦辺も見えず春の霞に
  109. 韓衣裾に取り付き泣く子らを置きてぞ来ぬや母なしにして
  110. ちはやぶる神の御坂に幣奉り斎ふ命は母父がため
  111. 大君の命畏み青雲のとのびく山を越よて来ぬかむ
  112. 難波道を行きて来までと我妹子が付けし紐が緒絶えにけるかも
  113. 我が妹子が偲ひにせよと付けし紐糸になるとも我は解かじとよ
  114. 我が家ろに行かも人もが草枕旅は苦しと告げ遣らまくも
  115. ひな曇り碓氷の坂を越えしだに妹が恋しく忘らえぬかも
  116. (未)
  117. (未)
  118. (未)
  119. (未)
  120. (未)
  121. 枕太刀腰に取り佩きま愛しき背ろが罷き来む月の知らなく
  122. 大君の命畏み愛しけ真子が手離り島伝ひ行く
  123. 白玉を手に取り持して見るのすも家なる妹をまた見てももや
  124. 草枕旅行く背なが丸寝せば家なる我れは紐解かず寝む
  125. 赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山徒歩ゆか遣らむ
  126. 我が門の片山椿まこと汝れ我が手触れなな土に落ちもかも
  127. 家ろには葦火焚けども住みよけを筑紫に至りて恋しけ思はも
  128. 草枕旅の丸寝の紐絶えば我が手と付けろこれの針持し
  129. 我が行きの息づくしかば足柄の峰延ほ雲を見とと偲はね
  130. (未)
  131. 足柄の御坂に立して袖振らば家なる妹はさやに見もかも
  132. 色深く背なが衣は染めましを御坂賜らばまさやかに見む
  133. 防人に行くは誰が背と問ふ人を見るが羨しさ物思ひもせず
  134. 天地の神に幣置き斎ひつついませ我が背な我れをし思はば
  135. 家の妹ろ我を偲ふらし真結ひに結ひし紐の解くらく思へば
  136. 我が背なを筑紫は遣りて愛しみえひは解かななあやにかも寝む
  137. 馬屋なる縄絶つ駒の後るがへ妹が言ひしを置きて悲しも
  138. 荒し男のいをさ手挟み向ひ立ちかなるましづみ出でてと我が来る
  139. 笹が葉のさやぐ霜夜に七重かる衣に増せる子ろが肌はも
  140. 障へなへぬ命にあれば愛し妹が手枕離れあやに悲しも
  141. (未)
  142. (未)
  143. (未)
  144. (未)
  145. (未)
  146. (未)
  147. 松が枝の土に着くまで降る雪を見ずてや妹が隠り居るらむ
  148. 足柄の八重山越えていましなば誰れをか君と見つつ偲はむ
  149. 立ちしなふ君が姿を忘れずは世の限りにや恋ひわたりなむ
  150. (未)
  151. (未)
  152. (未)
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  161. (未)
  162. 高山の巌に生ふる菅の根のねもころごろに降り置く白雪
  163. あかねさす昼は田賜びてぬばたまの夜のいとまに摘める芹これ
  164. 丈夫と思へるものを太刀佩きてかにはの田居に芹ぞ摘みける
  165. (未)
  166. (未)
  167. (未)
  168. (未)
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  170. (未)
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  173. (未)
  174. (未)
  175. (未)
  176. うつせみは数なき身なり山川のさやけき見つつ道を尋ねな
  177. 渡る日の影に競ひて尋ねてな清きその道またもあはむため
  178. (未)
  179. (未)
  180. (未)
  181. (未)
  182. (未)
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  196. み雪降る冬は今日のみ鴬の鳴かむ春へは明日にしあるらし
  197. うち靡く春を近みかぬばたまの今夜の月夜霞みたるらむ
  198. あらたまの年行き返り春立たばまづ我が宿に鴬は鳴け
  199. 大き海の水底深く思ひつつ裳引き平しし菅原の里
  200. (未)
  201. (未)
  202. (未)
  203. (未)
  204. (未)
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  222. (未)
  223. (未)
  224. 新しき年の始の初春の今日降る雪のいや重け吉事