訓読 >>>
日並(ひなら)べば人知りぬべし今日(けふ)の日は千年(ちとせ)のごともありこせぬかも
要旨 >>>
こうして逢う日が度重なれば人目についてしまうでしょう。だから、今日一日が千年のように長くあってほしい。
鑑賞 >>>
たびたび逢うわけにはいかないから、せっかく逢えた今日一日が千年の長さであってほしい・・・。ほんに楽しく素敵な時間はあっという間に過ぎるもの。なぜそう感じるのか。これについて、かのアインシュタイン博士は次のようにおっしゃっています。
「熱いストーブの上に1分間手をおいてごらんなさい。1時間ぐらいに感じられるでしょう。可愛い女の子と一緒に1時間座ってみなさい。1分ぐらいにしか感じられないでしょう。これが相対性理論です」