大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

『万葉集』巻第17(索引)

3890番~4031番

  1. 我が背子を我が松原よ見わたせば海人娘子ども玉藻刈る見ゆ
  2. 荒津の海潮干潮満ち時はあれどいづれの時か我が恋ひざらむ
  3. 礒ごとに海人の釣舟泊てにけり我が船泊てむ礒の知らなく
  4. 昨日こそ船出はせしか鯨魚取り比治奇の灘を今日見つるかも
  5. 淡路島門渡る船の楫間にも我れは忘れず家をしぞ思ふ
  6. 玉映やす武庫の渡りに天伝ふ日の暮れ行けば家をしぞ思ふ
  7. 家にてもたゆたふ命波の上に浮きてし居れば奥処知らずも
  8. 大海の奥処も知らず行く我れをいつ来まさむと問ひし子らはも
  9. 大船の上にし居れば天雲のたどきも知らず歌ひこそ我が背
  10. 海人娘子漁り焚く火のおほほしく角の松原思ほゆるかも
  11. 織女し舟乗りすらしまそ鏡清き月夜に雲立ちわたる
  12. (未)
  13. (未)
  14. (未)
  15. (未)
  16. (未)
  17. (未)
  18. (未)
  19. (未)
  20. (未)
  21. (未)
  22. (未)
  23. (未)
  24. (未)
  25. (未)
  26. あしひきの山谷越えて野づかさに今は鳴くらむうぐひすの声
  27. 橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ
  28. 霍公鳥夜声なつかし網ささば花は過ぐとも離れずか鳴かむ
  29. 橘のにほへる園に霍公鳥鳴くと人告ぐ網ささましを
  30. あをによし奈良の都は古りぬれどもと霍公鳥鳴かずあらなくに
  31. 鶉鳴く古しと人は思へれど花橘のにほふこの宿
  32. 杜若衣に摺り付け大夫の着襲ひ狩する月は来にけり
  33. 降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか
  34. 天の下すでに覆ひて降る雪の光りを見れば貴くもあるか
  35. 山の狭そことも見えず一昨日も昨日も今日も雪の降れれば
  36. 新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは
  37. 大宮の内にも外にも光るまで降れる白雪見れど飽かぬかも
  38. 草枕旅行く君を幸くあれと斎瓮据ゑつ我が床の辺に
  39. 今のごと恋しく君が思ほえばいかにかもせむするすべのなさ
  40. 旅に去にし君しも継ぎて夢に見ゆ我が片恋の繁ければかも
  41. 道の中国つ御神は旅行きもし知らぬ君を恵みたまはな
  42. 君により我が名はすでに龍田山絶えたる恋の繁きころかも
  43. 須磨人の海辺常去らず焼く塩の辛き恋をも我れはするかも
  44. ありさりて後も逢はむと思へこそ露の命も継ぎつつ渡れ
  45. なかなかに死なば安けむ君が目を見ず久ならばすべなかるべし
  46. 隠り沼の下ゆ恋ひあまり白波のいちしろく出でぬ人の知るべく
  47. 草枕旅にしばしばかくのみや君を遣りつつ我が恋ひ居らむ
  48. 草枕旅去にし君が帰り来む月日を知らむすべの知らなく
  49. かくのみや我が恋ひ居らむぬばたまの夜の紐だに解き放けずして
  50. 里近く君が業りなば恋ひめやともとな思ひし我れぞ悔しき
  51. 万代に心は解けて我が背子が捻みし手見つつ忍びかねつも
  52. うぐひすの鳴くくら谷にうちはめて焼けは死ぬとも君をし待たむ
  53. 松の花花数にしも我が背子が思へらなくにもとな咲きつつ
  54. (未)
  55. (未)
  56. (未)
  57. (未)
  58. (未)
  59. (未)
  60. (未)
  61. (未)
  62. (未)
  63. (未)
  64. 雁がねは使ひに来むと騒くらむ秋風寒みその川の上に
  65. 馬並めていざ打ち行かな渋谿の清き礒廻に寄する波見に
  66. (未)
  67. (未)
  68. 天離る鄙治めにと大君の任けのまにまに出でて来し・・・長歌
  69. ま幸くと言ひてしものを白雲に立ちたなびくと聞けば悲しも
  70. かからむとかねて知りせば越の海の荒礒の波も見せましものを
  71. 庭に降る雪は千重敷くしかのみに思ひて君を我が待たなくに
  72. 白波の寄する礒廻を漕ぐ舟の楫取る間なく思ほえし君
  73. 大君の任けのまにまにますらをの心振り起こしあしひきの・・・長歌
  74. 世間は数なきものか春花の散りのまがひに死ぬべき思へば
  75. 山川のそきへを遠みはしきよし妹を相見ずかくや嘆かむ
  76. 春の花今は盛りににほふらむ折りてかざさむ手力もがも
  77. 鴬の鳴き散らすらむ春の花いつしか君と手折りかざさむ
  78. 山峽に咲ける桜をただ一目君に見せてば何をか思はむ
  79. 鴬の来鳴く山吹うたがたも君が手触れず花散らめやも
  80. 大君の任けのまにまにしなざかる越を治めに出でて来し・・・長歌
  81. あしひきの山桜花一目だに君とし見てば我れ恋ひめやも
  82. 山吹の茂み飛び潜く鴬の声を聞くらむ君は羨しも
  83. 出で立たむ力をなみと隠り居て君に恋ふるに心どもなし
  84. (未)
  85. (未)
  86. (未)
  87. (未)
  88. (未)
  89. 妹も我れも心は同じ比へれどいやなつかしく相見れば・・・長歌
  90. あらたまの年返るまで相見ねば心もしのに思ほゆるかも
  91. ぬばたまの夢にはもとな相見れど直にあらねば恋ひやまずけり
  92. あしひきの山き隔りて遠けども心し行けば夢に見えけり
  93. 春花のうつろふまでに相見ねば月日数みつつ妹待つらむぞ
  94. (未)
  95. (未)
  96. (未)
  97. (未)
  98. (未)
  99. (未)
  100. (未)
  101. (未)
  102. もののふの八十伴の男の思ふどち心遣らむと馬並めて・・・長歌
  103. 布勢の海の沖つ白波あり通ひいや年のはに見つつ偲はむ
  104. (未)
  105. (未)
  106. (未)
  107. (未)
  108. (未)
  109. (未)
  110. (未)
  111. 天離る鄙に名かかす越の中国内ことごと山はしも・・・長歌
  112. 立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神からならし
  113. 片貝の川の瀬清く行く水の絶ゆることなくあり通ひ見む
  114. 朝日さしそがひに見ゆる神ながら御名に帯ばせる白雲の・・・長歌
  115. 立山に降り置ける雪の常夏に消ずてわたるは神ながらとぞ
  116. 落ちたぎつ片貝川の絶えぬごと今見る人もやまず通はむ
  117. (未)
  118. (未)
  119. (未)
  120. (未)
  121. (未)
  122. (未)
  123. (未)
  124. (未)
  125. (未)
  126. (未)
  127. 婦負の野のすすき押しなべ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ
  128. あゆの風 いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小船漕ぎ隠る見ゆ
  129. 港風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼び交し鶴多に鳴く
  130. 天離る鄙ともしるくここだくも繁き恋かもなぐる日もなく
  131. 越の海の信濃の浜を行き暮らし長き春日も忘れて思へや
  132. (未)
  133. (未)
  134. (未)
  135. (未)
  136. (未)
  137. (未)
  138. (未)
  139. (未)
  140. (未)
  141. (未)
  142. (未)