大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-10-06から1日間の記事一覧

防人の歌(12)・・・巻第20-4384

訓読 >>> 暁(あかとき)のかはたれ時(どき)に島蔭(しまかぎ)を漕(こ)ぎ去(に)し船のたづき知らずも 要旨 >>> 明け方の薄暗い時に、島陰を漕いでいった船が今どうしているのか、知りようがない。 鑑賞 >>> 防人たちが、何艘かに別れて船出…