大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-01-19から1日間の記事一覧

わが里に大雪降れり・・・巻第2-103~104

訓読 >>> 103わが里に大雪(おほゆき)降れり大原の古(ふ)りにし里に降らまくは後(のち) 104わが岡のおかみに言ひて降らしめし雪のくだけし其処(そこ)に散りけむ 要旨 >>> 〈103〉私の里には大雪が降った。あなたの住む大原の古ぼけた里に降るの…

軽皇子が安騎の野にお宿りになった時、柿本人麻呂が作った歌・・・巻第1-45~48

訓読 >>> 45やすみしし わが大君 高照らす 日の皇子 神ながら 神さびせすと 太(ふと)敷かす 京(みやこ)を置きて 隠口(こもりく)の 泊瀬(はつせ)の山は 真木(まき)立つ 荒山道(あらやまみち)を 石(いは)が根 禁樹(さへき)おしなべ 坂鳥の …