大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

2022-11-11から1日間の記事一覧

その夜の梅を手忘れて・・・巻第3-392

訓読 >>> ぬばたまのその夜の梅を手忘(たわす)れて折らず来(き)にけり思ひしものを 要旨 >>> あの夜に見た梅を、うっかり忘れて手折らずに来てしまった。あの花がよいと、深く心に留めておいたのに。 鑑賞 >>> 宴に侍っていた女性に目をつけて…