大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

我が屋戸に韓藍蒔き生ほし・・・巻第3-384

訓読 >>>

我(わ)が屋戸(やど)に韓藍(からあゐ)蒔(ま)き生(お)ほし枯(か)れぬれど懲(こ)りずてまたも蒔かむとぞ思ふ

 

要旨 >>>

わが家の庭に、鶏頭花を種から育てたところ枯れてしまった。けれども懲りずにまた種を蒔こうと思う。

 

鑑賞 >>>

 山部赤人の歌。「韓藍」は鶏冠草(とさかぐさ)ともいい、今の鶏頭(けいとう)です。夏から秋にかけて鶏のトサカに似た極彩色の花が咲きます。もとは熱帯アジア原産で、奈良時代に大陸から伝わり、珍重されました。赤人も、せっせとガーデニングに精出していたようです。

 

f:id:yukoyuko1919:20220406071103j:plain