訓読 >>>
鴨(かも)すらもおのが妻(つま)どちあさりして後(おく)るる間(あひだ)に恋ふといふものを
要旨 >>>
鴨でさえ、妻と一緒に餌をあさっているうちに、妻が少しでも遅れると恋しがるというのに。
鑑賞 >>>
夫から冷たくされている妻が、夫婦で一緒に餌をあさっている鴨を見て、鴨は、連れ合いが少し離れただけでも恋しがるというのに、自分はその雌鳥にも及ばない、と嘆いている歌です。「すらも」は、でさえ。「妻どち」は、妻と一緒に。「あさり」は餌を探し求めること。
訓読 >>>
鴨(かも)すらもおのが妻(つま)どちあさりして後(おく)るる間(あひだ)に恋ふといふものを
要旨 >>>
鴨でさえ、妻と一緒に餌をあさっているうちに、妻が少しでも遅れると恋しがるというのに。
鑑賞 >>>
夫から冷たくされている妻が、夫婦で一緒に餌をあさっている鴨を見て、鴨は、連れ合いが少し離れただけでも恋しがるというのに、自分はその雌鳥にも及ばない、と嘆いている歌です。「すらも」は、でさえ。「妻どち」は、妻と一緒に。「あさり」は餌を探し求めること。